ぐでぺんLIFE

歯列矯正とか旅行の思い出とか日々のお役立ちとか、いろいろ書いてます。

社会人4年目の家計簿 手取り14.5万円で暮らしていた頃

 

部屋を掃除していたら、日記や雑誌が出てきたので社会人4年目でどんな生活していたのかを晒します。7年ほど前の基本的にお金のなかった頃の話です。

 

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この3年後の話です。

 

 

社会人4年目までの手取額の使い道

 

日経ウーマンさんの貯金の記事で取材してもらったことがある。

このころの手取りは月14.5万、残業代が年間で6万、ボーナス年60万ほどで、手取りが年240万ほど。正社員採用でボーナスが出ているのがまだ救い。手取りといいつつ引かれるのは年金等社会保険料労働組合費、歓送迎会と忘年会の積立金のみ。給与天引きの社債や生命保険、貯蓄等やランチ代などは一切なし。

 

1年目から4年目までの月の手取りの給与は、1年目15万円、2年目13万円、3年目13.7万円、4年目14.5万円。2年目で大きく下がっているのは、住民税月1万円が引かれ始め、住居手当1万円が無くなったから。手取り15万円でも一人暮らしだとかなりきついと思いましたが、13万の時はどう生きていたのか記憶が無い。

覚えているのは常にお金のことで頭がいっぱいで、お金を使って、手元からお金が無くなるのに怯えていたこと、自分の稼いだお金だけど、通帳の残高が減るのが申し訳なくて、お金が使えなかったこと。

 

社会人1年目使いみちの内訳

社会人1年目手取り月15万円の使い道の内訳を書いておきます。

家賃   2.5万円

光熱費  7千円

携帯電話 2千円(ガラケー

食費   1万円

予備費  端数(鎮痛剤とか医療費とか) 

貯金   10万円

ルームシェアに入居していたので、実家を出ても初期費用を抑えつつ生活基盤と貯金を作るのに勤しんでいました。家賃が安かったのが救い。社会人3年目からルームシェアが解散、一人暮らしを開始。

 

ここからが本編です。

 

社会人4年目 手取り14.5万円の内訳

そして社会人4年目、手取り14.5万円の使い道の内訳。車はもってない。

家賃    4万円

光熱水費  1万円

携帯電話  3,000円(ガラケー

ネット代  4,000円

食費    1万円

服飾費   1万円

美容費   3,000円

交際費   5,000円

新聞図書費 1,500円

日用雑貨費 2,000円

貯金    5万円

その他   5,000円

合計14.35万円。手取りが14.5を切る月もありましたので、ざっくりですがこんな感じ。社会人1年目よりも手取りが少なくなり、家賃などの住居にかかる固定費が増えた。でも家賃4万は相場からもかなり低め。毎月の貯金を減らすことで吸収。

 

 

また、ボーナスは夏冬で手取りの2/3は貯金、1/3をちょっとを流動費としてふだんの口座にプールしておきました。家電の買い替えや家賃以外の更新料、医療費など定期ではかからないけれど突発的に必要になるお金として貯金以外のすぐ使えるお金として持っていました。半年でも流動日は使わなかったりするので、ちょっと美味しいレトルトカレー食べたり、映画を見たり。


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取材の際のオーダーで、費目を詳細にということでしたが、実情はもっとざっくりとやりくりをしていていまして月にここまで細かく予算をたててはいませんでした。月によって交際費が0円だったり、1万円だったり。他の費目から流用したり。繰り越したり、繰越分を使ったり。全体で約3万〜4万におさまっていればOKとざっくり。

 

家賃等固定費(家賃、光熱水、ネット代)で5.7万円を引き落とし口座へ入金。貯金を月5万円、貯蓄用口座へ、そして残りで生活を回していくといった感じです。3.5万円で食事からとトイレットペーパー、美容院まで身の回りのものを賄っていく感覚。けっこうきつくて、いろいろなものをギリギリまで削っていました。

 

身の回り3.5万円の内容

実際に生活していると、毎月トイレットペーパー買わない。あと基本的に使わないものは買わない、使い終わったら買うというのが定番。美容院も2〜3ヶ月に1回カットのみ。カラーは維持も考えると手が出せませんでした。

 

食費

月に1万の予算。ほぼしない日常の外食、お米、ランチまでで1万。

まずコンビニには行かない、コンビニで買わないを徹底。自動販売機でも買わない。仕事場に粉茶を持って行ってポットのお湯でお茶を作って飲んでた。朝は食パン6枚切り1枚、昼はお米をタッパーに入れて持って行って、ふりかけやお茶漬けの素とお湯をかけたり。飽きるので、ふりかけを変えたりしてバリエーションを補完。夜はお米とカレーや野菜の煮物なんかを安い食材で自炊。電子レンジを持っていなかったので、冷凍食品もなし。つくりおきをたまに。

料理は実家で小学生のころからしていて、せざるをえなくて、そこそこのスキルはあったと思う。

お米は5kg1880円をドラッグストアで購入。基本的に無くなりそうになってから買うので、一ヶ月~一ヶ月半に一度。ドラッグストアで買うのは、その方が安かったから。

スーパーには閉店1時間前に行き、基本は半額になっているものか、特売になっているもののみ購入。当時近くにあったスーパーは全体的に安めだったのもあって、予算内で済んでた。

野菜はキャベツ、人参、もやしなど量が多くて比較的値段が落ち着いているものを主に購入。ブロッコリーやトマトは特売で、アスパラガスは値段の割に量が少ないので買わなかった。プチトマトは好きなのですぐに消える。

魚は半額になっているものを主に購入。アラのパックがさらに半額になっている時とか、大根と煮ると美味しいけど骨が口に残る。お給料やボーナスが入ったときにお刺身(半額)を買うこともあった。

お肉は外国産鶏胸肉(28円/100g)が基本。たまに奮発して外国産豚肩切り落とし(88円/100g)にしたり。国産のお肉や、外国産でも牛肉なんて手がでなかった。

肉も魚も(半額)がなければ、日配品コーナーへ。魚やお肉がめぼしいものがなければ、ここから選ぶ。

このコーナーは値段の季節変動が少なく、安定しているが、冬のおでんだねやお正月だけ値段がぐんと上がる。

練り物を買って野菜と煮物にする。

月1である体がしんどくて起き上がりたく無い時のみ、パックのお寿司(半額)やお弁当(半額)を許していた。

そもそも食事が面倒だと食べないことも多く、朝昼兼用で食べた後にお腹すいたと思っても買いものに出るのも面倒で結局何も食べずに寝るみたいなことも多かった。

カントリーマアムの大袋を買うのが楽しみだった。開けるとすぐ食べ尽くしてしまうので、気をつけながら職場でのおやつにしていた。

この食生活、ぎりぎり予算1万円でおさまるものの、炭水化物ばかりになるため、栄養のバランスが悪い。タンパク質もあまり食べられず体はぱさぱさ、二枚爪。常に体調が優れず便秘気味で体も重い。炭水化物ばかりなので太りやすく、タンパク質が足りないため筋肉がつかない。食事中は金額が脳裏を支配するし心は空っぽ。そのうち食事が苦痛になる。なのに炭水化物ばかりなので痩せない。健康からは程遠い食生活だった。

 

光熱水費

家賃と光熱水費はかかるので快適な生活とのバランス重視と割り切っていました。水道は基本料金で一定量までは同額で使えるので、お風呂やシャワーは我慢しなかった。寒がりなのでガス代は必要経費。ガス代節約して寒い部屋で過ごすのは耐えられなかった。電気はエアコンを使わないぐらいしか節約を意識しなかった。全部口座引き落としだったので滞納はしたことない。

 

服飾費

服は頻繁に買わない。この時期はわりと服に気を使っていたのと、お気に入りの服屋さんがあったこので、服飾費は高めに設定してた。月1万円に割り振っているけれど1万円も使わない月が大半。シーズンの初めに気に入ったのを4着ほど買い、着回す。あとはリサイクルショップで見繕う。

下着や肌着はさすがに中古は無いけれど、ユニクロの500円でも高く感じる。

あまりに気にいると色違いのものを買い足したり。年12万で下着靴下からコートまで賄う。

 

美容費

美容費は職場がメイクしなくても何も言われなかったのと、面倒だったのでしていなかった。保湿用のハトムギ化粧水とドラッグストアのクリームで済ましてた。計上しているのはほぼヘアカット代。

 

交際費

交際費はほぼ職場の飲み会代。歓送迎会と忘年会だけで、そんなに行っているわけではなかったので実際はもっと少なかった。余った分は繰越したり、予備費になったり。

 

 

誰かに頼むとその分高く付くので、基本的に自分のことは自分でやってました。

外食だと材料費や人件費、設備費…などがかかるので金額はどうでもかかってくる。

スーパーのレトルトやお惣菜でもその分の手間暇が値段に反映される。自分で作れば材料費だけなので、自炊で安い材料で極度の節約をしていた。

栄養状態が良くないので爪は薄くてすぐ二枚爪になるし、人付き合いも良くないので、仲の良い友人もいない。

今までの生い立ちも相まって、当時は感情が抜け落ちていたし、誰にも理不尽に罵倒されない一人暮らし自体が贅沢に感じていた。

必要なもの、自分にとって生きていくなかで必要最小限のものは払うが、そうでないものはとにかく削るという状態で精神衛生も悪く、心がすさんでいた。

この時期は増えていく通帳の数字が、自分できちんと目標に近づいていることが心の支えだった。

 

なぜそこまでして貯金するのか

欲しかったもの自体ははたくさんあったけれど、一番必要だったのは後ろ盾だった。

実家という後ろ盾が、何かあったときの拠り所になるけれど、私にはそれがなかった。当然だ。夜逃げ同然で出てきたのだもの。

後ろ盾があるだけで安心感が段違いに変わる。

 

職場の同期や同僚たちは実家から通勤している方が多く、一人暮らししててもよく実家に遊びに行ったなどと親と良好な関係の人ばかり。

その点私自身は実家が嫌で夜逃げのように飛び出してきたので、いざというときに頼れる人や場所がなかった。職場の上司なんて頼るわけにいかないし。

とくにお金の心配事は他人に相談もしにくい。

まして余裕のある人たちになんて話もできない。話したところで理解されないか、自分が惨めに感じるだけだ。

この同僚たち、雨の日は駅まで車で送ってもらったり、何かがあったときには”頼ることのできる誰か”がいる人たちばかりだった。

黙っていても誰かが助けてくれるわけじゃない、甘えられる人もいなかった私とは住む世界が違うと思っていたし、今でも思っている。

心配事ってそこにあるだけで実際の大きさ以上に大きく重く感じてしまうし、思った以上に精神を削る。

 

実家でお金に縛られていたせいで、人を縛るには経済的に困らせるのが簡単で効果も大きいのを知っていた。

いざというときに自分で何とかできる必要があった。

実家に連れ戻されるのは、自分を否定されながら無償労働するのなんて御免だ。あそこを離れて一人で生きている方がよっぽどマシだ。

経済的な後ろ盾と精神的な余裕が欲しくて、無茶をしてでも貯金に全力投球した。

生まれついた親と家は資産だと思う。頼れる実家があれば、こんな無茶をしながらお金を貯める必要なんてないのだから。

 

社会人2年目の時には150人の、そして4年目の時にはそれ以上の福沢諭吉が私の実家代わり。通帳の中の数字としてでも、そこにいてくれるだけで心強かった。

そしてそれは全部自分の力で積み上げてきた数字だという事実が、自信につながった。

 

諭吉は歯列矯正もさせてくれたし、急な引越しにも対応してくれました。お金は選択肢を広げてくれる。

やりたいことをやらせてくれるし、やりたくないことから身を守ることだってできる。

間違いなく人生で大切な道具の一つだ。

 

余裕の無さ、体を壊す

この生活を今思い返すと、気力もなく心は死んでいたし、人生を楽しいと思えなかった。お金がない時は、お金のことで頭がいっぱいで他のことを考える余裕がまったくなかった。

お金の心配ばかりしていて、日々の食べ物や買うものが全てお金が基準になる。

映画を見るのも贅沢、文化や芸術に触れるなんてもってのほか。

ゆとりやうるおいは贅沢なもので、スッカスカでパッサパサな人生を送っていた。

外食や文化は裕福な人たちのためのもので、自分がそれを口にするのは贅沢で、自分にはそんな贅沢は許されないと思っていた。

興味はあっても手が出せない自分の立場が惨めで、興味のないふりをして心のスイッチを切っていた。

特に何かあったわけじゃないのに、涙が出ることがよくあった。

家と会社の往復、娯楽といえば食べることぐらい。

元々食べるのは好きだったけれど、切り詰めに切り詰めていくと、好きという気持ちよりもお金のことになってしまい、楽しくなくなっていった。

美味しいよりも、これはいくらで…という考えの方が勝ってしまうのだ。

 

そんな生活をしていたら、体調を崩した。我ながら馬鹿だったなと思う。

あの時に助けてくれた先輩には感謝してもしきれないぐらいだ。

今でも時計の針を戻して、あの頃に戻ってもう一度やり直せたら、今度はもっとうまくやると思ってしまうのだ。

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自分を追い詰めていた頃は気が付かなかったけれど、私、我慢するのも自分が犠牲になるのも全然好きじゃない。

むしろ美味しいものも綺麗なものも快適な空間も大好き。

自分を犠牲にしているつもりで、誰かの都合よく使われて優越感の道具にされるのなんて大嫌い。

 

やりたいことはやりたいけど、やりたくないことはやりたくない。

そんな気持ちにとことん向き合い、それらを実現するために自分のため、ばんばん投資とまではいかないけれど、ゆとりやときめきに少しずつお金をかけていった。

ちょこっとずつ良いもの、好きなものを手元に増やしていった。

そこそこの金額を使ったけれど、思ったほど高額にはならなかったのでほっとした。

もっと早くシフトしておけば良かったと後悔した。時間も自分自身も無駄にした。

貯金も大事だけど、自分の心はもっと大事。「バランスよくお金をかける」はとても難しい。

 

生活の基盤や土台の部分がなかったから、それを築き上げることにばかり気を取られていた。

でも安定した土台にしか乗せられない物があるように、基本的な生活が安定して初めて積み上げられるものがある。

 

今でこそ、勤続年数と昇給もあってそこまでカツカツでないから、貯金に全力投球はせずに、ちょっといい物や、旅行などの体験、ジムやトレーニングにも通えている。

でも今安心してそれらができるのは、まとまった貯金があるからでもある。

通帳にある数字をみる度にもたらされる安心と、そのために貴重な時間を費やしてしまった後悔がないまぜになって、複雑な気持ちになる。

周りが楽しい新社会人生活を謳歌している中で、私はお金に支配されてしまった。

本当はそんなことしたくなかった。

周りがしているような楽しい新社会人生活はもう取り戻せない。

こんな生活、しなくて良いならしないほうがいい。

でも自分にとって必要なものを得るには、この方法しか思いつけなかった。

 

土台を安定させるまでに辛いことがたくさんあったけれど、その上にしか積み上げられないものもあると信じている。

そうしてまで安心を自分の力で手に入れたことを誇りに思っている。 

 

社会人4年目までのあの生活をしたいとはもう全く思わない。そしてこんな生活、他の人にだってしてほしくない。お金の無さは心を蝕む。

 

過去を振り返る機会があったからこの記事を書いたけれど、これは美化してはいけない。

私は貯金という目的があったから、やりたくないけれど自分でこの生活を選択した。だから辛かったけれど納得もしている。

でもそれ以上に大きな後悔もしている。

貯金はできたけれど、たくさんのことを諦めた。

そしてお金のためにで壊した身体も心も時間も、いくらお金を払っても、もう取り戻せない。

これは外からこれなら生活できるじゃないかと言われるものではないし、こんな生活しろなんて言うのはもってのほかだ。

 

今はあの頃よりは余裕もあり、経験からバランスの取り方も覚えた。

昔の方がよかった、若い頃のがよかったとは全く思わない。

バランスの取り方を覚えた今を、精一杯楽しみたいと思っている。

 

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